はひふへほ

ほだされて40年

ブレードランナー2049を見てきました

まず最初に,私にとってブレードランナーという映画は,はっきり言って全然思い入れがありません.まぁ,見たことあるし,そこそこ好きという程度.

いつだったか,ブレードランナーを初めて見たとき,私はたしか大学生で,その時この映画に対して,本当に失礼ながら「なんか見たことあるかんじやなぁ」と思っていました.勿論面白くないってことはないし,すげー面白かったんですけど,それでもやっぱり既視感がありました.でもそれってお察しの通り当たり前で,この映画に影響を受けて,なんならこの映画に似せて(と言うと言い過ぎですが)作られた作品を私が先に散々見てきたからこそ,ブレードランナーからは逆に新しみを感じられなかったんです.だから,そんなに好きにはなれなかった.

で,そんなブレードランナーの新作が出るっていうじゃないですか.ぶっちゃけその情報を知った瞬間から特に根拠もなく「うわ~コケそう~」と思っていました.世間一般で絶賛されていたものがあとになって(それも十年単位のあとで)とは言え,映画はそれなりに見るのが好きな人間ですし,金かかってそうだし,とりあえず行ってくるかってノリで見てきたんですが.

 

もう,すっごい映画だった.本当にすっごい映画だった.3時間の上映時間が一瞬でした.間違いなく今年見た中でも一番すごかったし,生涯の映画ランキングの中で間違いなく5本の指に入れ続ける映画だったと思います.わかりませんけど,ひょっとして世間の人達がブレードランナーを始めてみたときって,こんな気分だったのかな,なんて思ってしまうぐらいに衝撃的でした.

何がそんなにすごかったのかって(これをネタバレなしに書こうとするのはかなり難しい気がするんですが),まさしく正当に続編.続編でなおかつその正例です.感動,感服です.ストーリーは単体で見てもきれいに張った伏線を回収していて,あまりにも綺麗すぎてちょっと腹が立つぐらい.

本当に恐ろしいのは,何年も前に見た前作のブレードランナーの記憶が見ているだけで勝手に蘇ってくるところ.さして思い入れがなかったはずなのに,このカット,この建物,この階段,そういうののデジャヴが一気に襲ってきます.ブレードランナーを何回も見ていた人は2049初見で泣いちゃうぐらいなんじゃないでしょうか.

あと,あのシーン.ホログラムの例のシーン.あの辺り,Joi周りのシーンは全般がヤバい.天才.天才すぎる.安易に神という言葉を使う現代の言葉遣いは私大嫌いなんですが,そんな私でもあのシーンは本当に神がかっていたって言いたくなります.衝撃的すぎる.宣伝文句ではラストシーンが映画史に残るって言ってましたけど間違いなく私はこっちのほうが映画史に残ると思います.

 

相変わらず感想記事として成り立っていませんが,前作へのリスペクトだけでなく映画単体として見ても無茶苦茶面白かったので,もうさっさと映画館に行けって気持ちです.早く映画館に行きましょう.本当に映画館に行って見てほしい.この衝撃を色んな人に味わってほしいです.

ちなみに私はIMAX3Dで見たんですが,この映画はIMAX3Dで見るべきだと思います.ブレードランナーという映画の世界観と3D上映の親和性は無茶苦茶に高く,より未来を感じながら映画を見ることができます.ちょっとお高いですがおすすめ.