はひふへほ

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ゴーストインザシェル(スカヨハ版)感想

はい.行ってきました.ネタバレ無しで書いていきます.

 

ghostshell.jp

 

そもそも私は攻殻機動隊に関しては一般的なファン以下の知識量(SAC1期,2期,SSS,ARISE全部見た程度の人間.押尾版はイノセンスしか見ていない.漫画は全然追っていない)なので,シナリオに関する考察もないです.単純に見た感想を.

 

これはねぇ,行かなくても良いと思います.はい.別に見に行かなくても良いと思います.私が好きな公安9課の活躍については,映画の尺の都合上なのか全然なかったですね主役だから目立つとかいうレベル以上に,少佐.

まぁ荒巻課長に言わせれば9課にチームプレイは都合の良い言い訳なのでしょうが,だとしてもその片鱗は見せるべきだったのではないかという気持ちになります.トグサもイシカワもサイトーもボーマも全然出てこなかったし,パズに至ってはそもそもスタッフロールに出ていなかったし,代わりに知らない女性がいただけだし,その割にこの女性も全然仕事してなかったし(ポリコレのせいなのか知りませんけど).

 

 

お話自体は,ほほう,そうきますか.という感じで,普通に映画としてはそれなりに楽しめたんですけど,これを攻殻機動隊という目で見ると途端に粗が目立ってきて,私が知っている攻殻機動隊とは違いすぎて,ちょっとこれはどうなのよと口を出したくなってきます.

これは若干ネタバレなんですけどね.我々が攻殻機動隊知ってるからこそできる芸当というか,そういうことをやってきて,あぁ,だからあれがあれだったのねという納得感はあるんですよ.そこに関しては素直に賞賛したいと思うんですけど,それ以外が,なんでこうなっちゃったかな,みたいな.

 

あとアニメに引っ張られすぎ.見たことあるシーンを実写でやっているわりに,CGがちょっとしょぼくって,見ていて興ざめするポイントがちょくちょくありました.脚本がいい感じに好き勝手やっているんだから,映像や演出,BGMについてはもっと好きにやってほしかったなという感じでした.

ただ,その割に多脚戦車とか,電脳そのものや電脳空間に関する描写は,逆にお前,お前それはなんでそんなことになったんだという感じで, やりたい放題やっていいところと悪いところを履き違えているきがしましたね.まぁ私の期待と違うだけと言われればそれまでなのですけれど…….

 

そういえば私は吹き替え版で見たんですけど,その判断はどうやら正しかったようで,やはり田中敦子さんと大塚明夫さんの掛け合いが見られたのは幸せでした.やっぱりこれだよなぁ,これ.こういうの欲しかったんだよ.むしろこれがあったから最後まで見ることができた感じ.

 

うーん,やはり攻殻機動隊だと思って見るからいけないような気がしますね.そうじゃないと思って見ればだいぶましになるのかもしれません.でも私にはそれができなかったので,だいぶつらい時間でした.やっぱりおすすめはできませんね.

 

 

 

いい機会だし押尾版の攻殻機動隊も見てみたいと思います.ただイノセンス見た時にだいぶ頭が追いつけなかったと記憶しているので,見て楽しめるかはちょっと不安ですが.まぁ,見てみましょう.今回の映画よりはマシでしょうから.

あとこの,トリビュートとやら,伊藤計劃先生のやつも前に出ていましたけど,なんつーか同人誌でやれよって気分になるの私だけですかね.読みたいと思わないでもないですけど,出版社が小銭稼ぎに走っているようにしか見えなくてどうも好きになれません.まぁ,読む人はいるんでしょうけども.

 

次回はLoL初プレイの話でも書くと思います.それでは.