はひふへほ

ゲーム,雑記,美味い飯.時々アイマス.

年食って「美少女になりたい」が分かるようになった

この記事見たら思い出したので.

 

diary.uedakeita.net

 

その昔,インターネットでは「美少女になって日常系アニメのあの雰囲気に参加したい」という事を言うオタクがいて,そしてそれに同意するオタクがいたんですよ(たぶん今もいる).それを見た私は当時「何言ってんだこいつら」という気持ちになっていました.イチャイチャしたいとか一緒に住みたいとか遠目で眺めていたいとかは分かるけど,美少女に,そのキャラクターになるってとんだド変態だなと.そんなことを考えていました.

それから既にN年が過ぎ,私も立派なクソオタクとして人生を謳歌している最中,最近激推ししているゆるキャンを見ていて思ったのです.あぁ,私もこの中に入れたら,野クルに入れたらどんなに楽しいのだろうと.

 

yurucamp.jp

 

これ,感じた瞬間にうげぇ,とうとう俺もド変態になっちまったのか,と思ってしまったんですが,冷静にいろいろ考えていると,実は言うほどおかしくもないのかなと.原因も実はすごく単純だと思います.たぶん,単に加齢.年食ったんですよ私も.

 

もう少し分かるように話すと,私がこの「美少女になりたい」を否定していた頃は俗にいう青い春とかいうアレが身近にある年齢で,しかも日常系アニメの美少女たちと同年代だったんですよ.だから,まだこの日常系アニメに近い雰囲気っていうんでしょうか.学生・高校生ならではの雰囲気で過ごすことも可能だったし,身近に日常系アニメに出てくる年代の女の子もいて(ただしその子と仲が良くなることは絶対にない),変な話,日常系アニメがまだ身近に存在していたんですよ.だから日常系アニメに出てくる美少女に対しては,性欲とまでは言わないけど,一緒にいろいろして楽しく過ごしたいっていうのかな.可愛い女の子と一緒にいたいっていう,恋愛に寄っていく欲の方が大きいのかなと.

対して今.学生気分もすっかり抜け落ち,なおかつあの頃身近にあったはずの青春が微塵も味わえなかったまま大人になってしまった今でございます.そんな今,この年になると,あの頃に戻りたいって欲求が日常的に付き纏うようになっているんですよ.高校から帰る途中で買食いしながらお友達と笑うとか,部活で馬鹿なこと言いながら笑い合うとか,そういうことをもっとしたかったと考えるんですよ.そんな時に日常系アニメを見ると,あぁ,いいなぁ,これやりたいってなるんです.その結果として「美少女になりたい」という欲が発生する.

だから,美少女になりたいという欲は,実は前提として「あの頃のあの年代に戻って生活したい」という欲が必要なんじゃないかと思います.その上で,どうせなら日常系アニメに出てくるようなお友達と好きなことをゆるゆるやる青春を過ごしたい,つまり,このアニメに出てくる美少女になりたい,という欲望が生まれるんじゃないかと思います.だからたぶん若いうちは美少女になりたいなんて考えないのかなぁ.

 

この拙い日本語で読んでくださる方にどれぐらい伝わっているか分かりませんが,とりあえず愚痴っておきたいのは,私も年食ったなぁと.年ですよ私も.勉強が大切とか,大人になったら子供が羨ましくなるとか,年食って分かることも増えてきたけど,本当にこれって良いことなのかな.分かりません.でも年取りたくないなぁとか思わないでもないです.以上.