バカは音声入力が使えない
Google の音声入力をこれまでに何度も使っているのですが,やはり入力はかなりスムーズですし,誤変換も少しは存在しますが,許容できる範囲ではあると思っています.句読点の入力についても,外部のツールですがmecabを使って分かち書きすればそれだけで句読点が無くても読みやすくなります.まぁ,読む側にはあまり嬉しくないかもしれませんが.少なくとも自分がメモするぶんにはこれで十分です.
ただ一方で限界を感じる部分というものがありまして.もちろん誤変換というものも,これの一つなのかもしれませんが,もっと大きなものとしてアウトラインの問題があると思います.実は最初この記事を手元のアウトラインメモ無しで書く(実際は話す)ことを試みたんですが無理でした.当然ですが,喋ることが頭にない状態ではとても使えたものではないです.急にわけがわからないことを喋りだしてその度に修正してを繰り返す,みたいな不毛な時間が生成されます.
こんなことを書くと,それは一般的な入力,つまりキーボードを用いた入力でも同じなんじゃないのかという指摘を受けそうです.あくまで私だけの話なのかもしれませんが,キーボードで入力する際は思考するスピードよりも入力するスピードの方が遅いので,入力したい内容を整理しながら入力するみたいな芸当をわりと自然にこなせていました.しかし音声入力はキーボード入力よりも入力スピードが段違いに早いので,なかなかそうはいかないのです.少なくとも私は馬鹿なのでそんな感じです.勝間和代さんは息をするように音声入力を用いてらっしゃる
解決策としては当然ですが,事前に音声入力で喋る内容を何かしらに書いておく,これだけです.単純明快ですが,実際に使うとかなり楽.やはり原稿が無いと喋るのは大変だなぁ,という話です.ただ,喋る内容のアウトラインを作る時間+音声入力を使う時間<普通にキーボード入力をする時間が成り立つかどうかは不明です.入力動作そのものが楽になるかどうかも不明.話すスピードで思考できる方にはやはり音声入力は有益なのかもしれませんが,私のような頭が足りないバカにはどうにもよい技術のように思えません.まぁ,慣れるまでは使い続けてみるつもりですが.頭の足りなさをもう少し楽に補える方法とかも考えようと思います.