乱数とともに生きる
人生は選択の連続、とはよく言ったものですが(ぐぐったらシェイクスピアが言った言葉らしい)、最近の私は選択らしい選択をほとんどしていません。というのも、Googleで「乱数」と検索して6以上かどうかの2択でほとんどの物事を判断しているからです。
検索すると、1~10の中で数字がランダムに選ばれます。迷ったときはだいたい検索して出てきた数字で判断しています。これは買うべきか、今日は何を食べるべきか、もう寝るべきか、などなど……。
やってみるとわかりますが、如何に悩んでいることがカロリーを消費するかよくわかります。自分で悩まずに他者に決めてもらう、それも絶対に公平であろう乱数に決めてもらうというのはとにかく気楽です。
もちろん、乱数で出た結果に対して「なんか違うな?」と思う場合もあるにはあるのですが、むしろそれは「深層心理ではもう片方を求めていたんだな」ということがわかり、実は自分が迷っていなかったことに気づけるので、それはそれでとても有益です。要するに乱数は踏ん切りをつけるためでもあるのです。
みなさんも乱数で生きましょう。他者基準のようで、実質ごりごり自分基準で生きることが出来ます。乱数振りましょう。