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はひふへほ

ほだされて40年

署名活動を殺す方法

こんばんは.タイトルは釣りです.

 

4/26にビッグサイト会場問題が重大局面を迎えます

2020年会場問題|署名特設サイト

 

世間では東京ビッグサイトの会場問題がやたら盛り上がっていますね.署名活動自体の期限が差し迫っていることからか,今朝辺りから署名を煽るような文言を私のタイムライン上でよく見かけるようになりました.

 

それで,まぁ私もせっかくだからと一応署名してみたんですけど.

 

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署名フォームで入力する情報って,せいぜい名前と住所,メアド程度なんですよね.これだけで署名というものが成り立つというのが個人的に驚きでした.

でも,こんなものを見ると,私は悪い人間なので,この程度なら捨てアドと適当な住所,適当な名前で一気に署名数増やせそうだなと思ってしまいました.これが本当に意味がある行為なのかいまいちよく分かりません.

インターネットで署名ができるというと,署名活動に参加ができるという意味では便利になったわけですが,その反面,署名を対面で行う必要性がなくなり,上記したように偽装署名(という表現が正しいのかわかりませんが)ができるようになったわけで.それって本当に署名活動自体を良くしているのかな?と思わざるをえないのです.

 

少し話が変わるんですが,上記したような内容を考えていたら,ふと以下のような署名活動支援サービスを思いつきました.

 

  • 署名する側は自分の個人情報をサービス側に登録する
  • この時,署名する側は「事前に自分が署名するであろう署名活動」をカテゴリなんかで登録する
  • 例えば,動物保護カテゴリの署名活動にはチェック,海洋保護カテゴリの署名活動は未チェックとか
  • 署名される側(署名を求める側)は,サービスに署名活動の内容を登録する
  • 署名活動のカテゴリと自分のカテゴリが合致する場合は,サービスに登録してある情報で自動的に署名を行ってくれる

 

さて,このサービス,皆さまどうお思いでしょうか.

ちょっと考えただけでも,個人情報を集めたい碌でもない連中に使われそうだなということを考えてしまったのですが,扱いたい部分はそこではないので今回は除外します.多分真面目にやるなら署名活動の登録時に審査を挟むことになるんだと思いますけど.

このサービスの利点としては,署名する側はサービスを使うだけで自分が支援したい署名活動を手伝うことが出来ます.署名を求める側はサービスを使うだけで簡単に署名の数を集めることが出来ます.要するに,WinWinっぽい感じになります.

 

おお,ええやんと思うじゃないですか.パッと見.でも私はこれ決して良いサービスではないと思っておりまして.このサービスが実現した場合,署名で人の名前を集めるのが無茶苦茶簡単になっちゃうんです.簡単になるとどうなるか.これは割りと簡単に想像ができて,おそらく世間の人々や署名を提出する相手は,この署名方式によってできあがった名簿に価値を見出してくれ無くなると思います.だって,複数回クリックしただけで出来上がった名簿ですよ.そんなもん,誰だって作れるし,誰だって提供できる.

 

要するに何がいいたいのかというと,署名活動というものは同意する人を集めるという活動そのものがそれなりに難しい,苦しいという前提があるからこそ成り立つものなのだということです.この前提がなくなったら署名活動は完全に死にます.

だいぶ長くなりましたが,タイトルをようやく回収できました.署名活動を殺す方法は上記したとおり「効率化」です.効率化というとエンジニア界隈においてはいついかなる時でも行うべきだと言われている気がしますが(手打ちエクセル作業とかいう地獄はありえないと思うけど),署名については「人の名前を集めるのが困難である」という前提が存在するからこそ価値が生じるものなので,効率化をしすぎると無価値な名簿が出来上がるだけになると思います.

 

この先,署名活動がどうなるのか分かりませんが,なんだか署名活動自体が死ぬという未来はひょっとしてひょっとすると本当に存在するのではないかと思っております.

 

 

高校生一万人署名活動 高校生パワーが世界を変える (長崎新聞新書)

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私たちにできること―高校生一万人署名活動・高校生平和大使

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↑ ネット使えば1万ぐらいちょろそうだよな…….とか思う私.