少女週末旅行のアニメに関する不満
今日も短めに.
原作をメロブで見つけて買ってそのままどハマリしていたので,アニメもそれなりに期待していたんですが,これがまぁ,びっくりするぐらい性に合わなくってですね…….そういうこともあって,ここ最近見ていません.
理由としてはすこぶる単純.大きく分けて2つ.この作品に色がついてしまったこと.そしてつくみず先生のあの独特の線の良さが死んだこと.
まず最初に色の話.原作の漫画は当然モノクロなんですが,このモノクロに色がついた途端に雰囲気が台無しになってしまった気がしています.今回見ていてすごくわかったのは,モノクロってのは情報量が少ない分想像で補っているから,色がついた瞬間に作品(アニメ)と自分(漫画に色を付けて読んでいた私)の間で解釈違いが発生するんですよね.だから,アニメで色がついて二人が旅している風景が見えた途端に「なんやねんこれ」ってなってしまって.
次,独特の線の話.つくみず先生の原作はフリーハンドで書かれた直線というのでしょうか.一本一本の線の重なりに味があってそれがすごく良かったし大好きだったんですが,アニメになったらその線が完全に死んだというか,普通のアニメの線で太い一本の線になってしまってやっぱりこちらも良さが死んじゃったんですよ.あと,ところどころ作画を楽にするためか(特に二人が乗ってるケッテンクラートとか)CGを使ってるんですけど,これも当然原作の雰囲気を殺してしまっていて大変残念でした.
当然っちゃあ当然なんですけど,やっぱりメディア跨いだらどう頑張ったって限界があるんですから,無理して漫画をアニメ化せんでもいいんじゃないかなと思うんですよね…….この作品に関しては誰が見ても難しいのが目に見えていたわけですし.実際アニメ化が発表されたときのブコメでも不安視する声がありました.
ただ,一方でアニメ化をきっかけに原作に手を出してくれた人もたくさんいるみたいなんで(書店で平積みとかしてくれますし),一概に否定できるわけでもないといえば無いという……ううん難しいですね.
とりあえず今期は他にもみるアニメたくさんありますし,保留して今後の展開によっては見ようかなと思います.今期の他のアニメについては追々書いていきます.今日はこのへんで.
TVアニメ「 少女終末旅行 」オープニングテーマ「 動く、動く 」
- アーティスト: チト(CV:水瀬いのり),ユーリ(CV:久保ユリカ),水瀬いのり,久保ユリカ
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2017/11/29
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