はひふへほ

ゲーム,雑記,美味い飯.時々アイマス.

パシフィック・リム アップ・ライジング見てきました

pacificrim.jp

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丁寧なレビューは上記したページに任せるとしていつもどおり好き勝手書きます.ネタバレあるので気をつけてください.

 

一言で率直に書くと,言うほど好きじゃないです.後半のとりあえず新しい機体出しておきました感といい,あっさり退場する訓練生といい,そして何よりあの最後の倒し方といい,中盤まで本当にワクワクしながら見られたのに,後半入ってからの失速感が凄かったです.

無理くりくさい後付設定(富士山のあたりとかね)なんかも引っかかりましたけど,私にとってそんなもんは本当にどうだって良いのです.それよりも大切なのはデカいロボットがデカい怪獣と戦っているシーンなので.でもそのシーンがなんともこう,近代化しすぎたっていうんでしょうか.

 

いや、途中までは本当に良かったんです.腕を振り下ろすとブレードが出てくるジプシー・アベンジャー,後ずさりしながらビルにブレードをぶっ刺して体を止めるオブシディアン・フューリー,アラスカ?でぶん殴り合うロボット2機,良きです.大変に良き.そこらへんから今回の黒幕の存在が明るみになって,暴走する大量の無人機の辺りとか最高でしょう.このへんまでは見たいロボットがたくさん見られて結構楽しかったです.エレベーターで下手くそながら一生懸命殴っている博士二人組とか最高に面白くってこの辺はパシフィック・リムしている感じでした.

が,その後の最終戦にいくまでの流れと最終戦はそのものは何ともこう,おそまつな感じがしています.個人的に最終戦ですごく期待していたのは,イェーガー廃棄所辺りから回収したパーツを組み合わせて作ったイェーガーを出すとか,回収されていたであろうクリムゾン・タイフーンとチェルノ・アルファを引っ張り出してくるとか,なんかそういうのなんですよ.新キャラの女社長が頑張るのは別に言うほど見たくないんですよね.あと高いところから重たいものを落としてぶっ倒すっていうのも,まぁ,悪くはないんだけども,パシフィック・リムの良いところってロボットが直接ぶん殴るところじゃないですか.なんでそういうふうになってしまうんって感じです.

私はかっこよくすばやく動けるロボットが見たいって言うより,重たい一撃を一発一発打ち込んでいくのが見たかったんですよね.早いイェーガーばっかりが新兵器振り回すんじゃなくて,こう,重たい拳が空を切ってブオン(ここで拳と怪獣がぶつかる音),くギャー,みたいなのが見たかったんですよ.もちろんとんでも新兵器が見たくなっていったら嘘になるんですが,重たさが減ってしまったのが本当に残念だなぁ.そもそも前作の時点でも世代という言葉を使ってイェーガーの差別化を明確にしていた気がするんですが,今回全然そのへんに言及無かったし.

 

総括すると,前に自分が見て好きだったロボットの重厚感とそのロボットがぶん殴って敵を倒すみたいな展開が全然足りなかったのが本当に残念でした.それ以外は割と楽しかったと思います.あと速く新作出せ.